RescanzoとFinal Cut Pro
Rescanzoは、フレームに映っているものと話されている言葉で未編集素材からシーンを見つけ、マークしたものを完成したタイムラインとしてFinal Cut Proに送ります。ここでは、Final Cut Proが単体で何を見つけられるか(2026年10月時点)と、Rescanzoを加える意味があるのはどんなときかを説明します。
Final Cut Pro単体でできること
2026年1月にリリースされたバージョン12.0以降、Final Cut ProにはVisual Searchがあります。物体や動作を言葉で説明すると、ライブラリ内のクリップを見つけてくれます。同時にTranscript Searchも加わり、カメラの前で話された内容を、完全一致モードと関連語モードで検索できます。どちらもApple silicon搭載のMacが必要で、Transcript Searchが理解できるのは英語の音声だけです。
解析はバックグラウンドで行われ、対象はライブラリにすでに読み込まれたクリップのみです。マルチカム、同期、複合クリップはAppleの解析対象外です。もちろん、キーワード、レーティング、マーカー、スマートコレクションも引き続き使えます。
Rescanzoが加えるもの
Rescanzoは何かを読み込む前に素材のフォルダを検索するので、ライブラリに入るのは見つけたシーンだけで、結婚式の12時間分すべてではありません。音声検索は英語に加えてロシア語も理解するため、ロシア語のインタビューやVlogを話された内容で検索できます。これはFinal Cut ProのTranscript Searchにはできないことです。
LowとMidは完全にお使いのMac上で動作します。Proでは、見つかったものをクラウドAIが再確認します。送られるのは短い断片だけで、保存はされません。
見つけたシーンをFinal Cut Proに取り込む方法
欲しい結果をマークしてコレクションに追加します。コレクションで書き出しメニューを開き、Final Cut Proを選びます。RescanzoはタイムラインをFCPXML 1.9として保存し、そのままFinal Cut Proで開きます。シーンは元のタイムコードの位置に並びます。そこから先は普通のクリップです。
料金
Low検索は1トークン、Midは2トークン、Proは2トークンに加えて、クラウドで確認する1分ごと(1分未満は切り上げ)に1トークンです。新規アカウントには最初に50トークンが付与されます。Final Cut Pro自体はMac App Storeで買い切り299.99ドル、またはApple Creator Studioのサブスクリプションに含まれています。
よくある質問
Final Cut Pro 12にVisual Searchがあるのに、Rescanzoは必要ですか?
素材がすべてライブラリに読み込み済みで、音声が英語なら、標準の検索で足りるかもしれません。Rescanzoが役立つのは、素材をまだ読み込んでいないとき、話者がロシア語で話しているとき、Proモードによる精度の再確認が欲しいときです。
お手持ちの素材で試す
新規アカウントには50トークンが付与されます。Midモードなら25回の検索に相当します。
